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おしらせ
未開の探求。
2015.12.07
早いもので本日から二十四節気の大雪、寒さもひとしお感じられるようになりました。みなさまこんにちは。釣りブログ担当の渡邊です。外気温と共に海の水温も随分下がり、釣り続いていたタコ達も南の海へ旅立ちました。そして、いよいよ私のメインターゲットでありライフワークでもあるスズキ釣りにシフトいたしました。画像は先日の釣果。最大69㎝の回遊性のスズキです。この時期は断崖の汽水の分流、繊細に水の流れを感じながら時にお寺の鐘を聞く、まさに幽玄の世界に没頭できる釣りになります。静寂の中でのいきなりのヒットは実に心臓に悪いのですが、もう20年近くこのポイントが好きで通いこんでおります。霊感体質の私にとって、特に対岸は昼間でも背筋が凍るエリアで、江戸の末期に戦乱があった場所。これまで火の玉目撃2回、川面に白い服の女性が見えたという目撃情報もあるほど。寒い夜がことさらに寒く感じるそんな場所です。
今回はたまたま時間が合わなかったため、釣れるセオリーの逆の時間帯に釣りを開始したのですが、なんと流れが良好!飽きることなく釣りをすることができました。分かったつもりでもまだまだ未開のセオリーが存在するんだと言う事を自然が教えてくれます。これで良し、とするのは可能性を自ら締めくくる行為であり、人間のご都合主義は魚たちに笑われてしまいそうです。日頃から子供にもテストでの90点の限界性と100点満点の無限性をうるさく小言する私ですが、今回は魚たちに教えられました。有難く命を頂戴し、今回も首を長くして待ち望んでいた親類長老達に配られる運びとなりました。