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山岳信仰の山

2017.06.20

皆様、こんにちは。関東の渡邉です。

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年齢を重ねる度に人の趣向というものは変化するものですが、例にもれず私も最近はアニミズム特に巨石信仰に傾倒し、関連書籍が日に日に積み重なっております。幸いな時代で中古書籍は格安で瞬時に購入できるため、知識が深まるほどに更に深みにはまりこんで行く底なしの恐怖にも似た探求心にさいなまれる変な!?喜びを抱えております。インターネット等で調べると今でも全国的にこの巨石信仰の遺跡は数多く残っており、中世では山岳信仰の地とされた所もあるようです。実は地元でも有名ではありませんがそのような場所が残されており、何かに引き寄せられるように、お休みの日に通っております。

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そんな中、ある日、神を下す岩≒(盤座)と思しき岩の陰奥にふと目をやると、なんと古銭がありまして、「寛永通宝か?」と思いきやなんと「永楽通宝」!。500年の風雪を凌いでそこに居続けたのかと思えばなんとも愛おしく、それを神に供えた人の心もそこにあり続けたのかと思えば興味本位で持ち帰る気持ちにもなれず、更に石で隠して人目に付かないようにしてきました。

縄文時代には巨石信仰の場として、中世以降は山岳信仰の場として時代を越えて密やかに信仰を求める人々を受け入れて来たこの山。平成人の私も通わせていただいております。