釣った魚のお話ばかりブログにアップしていると、ヤツは釣りばかりしているのではないか？と思われがちですが、そうとも思うし、そうではないとも思う。丁度よろしきところで、なんとかやってます。

こんにちは。関東の渡邉です。

こちらは過日釣り上げた、やはり季節のお魚＜キス＞でございます。

皆様ご存じの通り、この華麗なる白身の美しさ、美味しさはほかに比べることが出来ない素晴らしさがあります。茨城の海ですとそれほどの釣果が出せませんが、東海から西、山陰などは投げ釣りで有名な魚でして、おそらくご趣味にされていらっしゃる先生方もおられるかと存じます。

この魚を頂くときには、何があっても、揚げたての天ぷらです。風呂上がり、どんなにビールを渇望しても、頑張って油に火を入れ、揚げたてで頂きます。日焼けで火照り、風呂上がりで額に汗しながら、天ぷらに仕上げる。之を以って魚への儀礼と為す、わけでございます。襟を正して、パンツ一枚で＜サクサク、ホクホクッ＞と頂きます。夏の喜び、ここに至る。喜びの魚で＜鱚＞なんですね。



ベトナム戦争の渦中、弾丸が赤く飛び交う前線でも、現地人のベトコンは平然と鍋を作って食べていたそうで、Cレーションという缶詰を食べて済ましていた米兵も唖然として見ていたという話を思い出しました。

どんなに税金が上がっても、世の中が不安定になっても、こういうことをしているうちは、なんとか人間をやっていける。昔からかわらないのだろうな～、などと想いながら喜びをかみしめるひと時でした。