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おしらせ

2020.12.01

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古代史研究。

皆様こんにちは。関東の渡邉です。
日頃から読み物の中に紹介された、気に留まった書籍は購入するようにしているのですが、今回ご紹介する川崎真治さんの研究は実に刺激的でした。昨今では様々な科学的研究が進んでおりますが一説では日本人のDNAの4割が中東系すなわち本書に言うところの紀元前5000年の古代シュメールの末裔だとか。「日本・ユダヤ同祖論」として多くの人や組織が活躍されておりますが、古代ヘブライ語と日本語の単語に沢山の共通語があることから見ればさもありなんとも。映画「テルマエ・ロマエ」を思い出します。
学会学閥からはこういった大胆な研究は難しいのでしょうか。プライベーターだからこその研究内容に脱帽でしたが残念ながら絶版の書。「人間が時代を生き、為政者が歴史書を作る」、その歴史の奥のところをほのかにうかがわせてくれる渾身の研究書籍でした。
外国人からは「日本人は皆同じに見える」と兎角揶揄されますが、実は時を越えて幾重にも陸路海路を通じておおくの人々が到来した東の果てなんですね。辛うじて何とかしながら協調同化して日本語を絶やさずに今日まで来ている。思えばすごい事であり、奇跡の国といわれる所以もうなずけます。